駐車料金を払うために、両替をしようと思って駐車場の傍にあるジュースの自動販売機に千円札を入れると、
2,3回お札を戻されたのだが、何とか入って料金表示部に1000と表示されたので、
端数の\20を追加（おつりを\900欲しかったので）して何を買おうかと選ぼうとすると、一旦点いたはずの各ボタンのランプが消えている。
あらためて料金表示部を見ると、20としか表示されていない。返却レバーを廻しても\20しか戻って来ない。
お札の投入口を見ても、何も無い。投入口には、プラスチックのカバーが有るので、お札が戻っても、
そう簡単に下に落ちることは無いと思ったが、一応辺りを見廻すが何も無い。
やられた！自動販売機に\1,000パクられたのだ！
\1,000はちょっと痛すぎるので、すかさずこの自販機を管理しているところへPHSで電話をかけた。
電話に出た女性に訳を話すと、自販機の管理番号と私の住所氏名、電話番号を聞かれた。
この場に来て機械を調べてくれるのかと漠然と考えていたのだが、どうやら、
\1,000を後日郵送すると言うのだ。現金書留めかと思ったが、どうやら違うらしい。
却って来るのならまあいいのだが、何だかもやもやする。確かめもしないでそんなに簡単に\1,000送ってくれるのだろうか？
それだったら「片っ端から電話したろか！」と思いながら、仕方が無いので別の自販機で両替をすることにする。
しかし、ここまで戻って来る間に、もっと手前にも自販機はあったのだが、この自販機でジュースを買おうとしたのには訳が有った。
この販売機には、500mlの物がラインナップされていたのだ。
欲をかいたためにとんだ目に遭ったものだ。 \1,000取られた上に、他の販売機のところまでわざわざ歩いて戻らなければならなくなった。
「こんな事なら初めからここで買っておけばよかった。」と思って他の自販機の前に立った。ここでまた新たな問題が。
「この販売機なら大丈夫だ、という保証はあるのか？」という疑問が湧いた。この販売機もさっきの販売機と何ら変わりはないのだ。
疑い始めたらきりがないのだが、念には念を入れ、もう少し歩いて他の販売機を捜した。
すると、紙コップ式の販売機を発見した。これならタイプが違うし（気休めだが）、金額も\100ちょうどだったのでこれにした。
何事もなく買えて、おつりも\900ちょうど出てきたので良かったのだが、
紙コップのコーラを持った状態で駐車場まで歩いていく様はちょっと間抜けだった。
戻る間にちょっとやな予感がした。すぐ戻ったつもりでいたが、このごたごたで大分時間を費やしてしまった。
\1,000取られた挙げ句に、もし駐車料金まで上がっていたら泣きっ面に蜂である。
しかし、戻ってみると、駐車料金は\100と表示されていたのでホッとした。
だが、ここでまた一瞬やな予感が。「コインを投入する寸前にカチャッと料金が上がるのではないか・・・。」
大慌てでポケットから百円玉を出そうとするが、片手は紙コップのコーラでふさがっている上に、
Ｇパンがきつくて片手ではなかなか取り出せない。仕方ないので紙コップを地面に置き、両手で取り出し、
間髪入れずにコイン投入口へ投入！ 結果的には大丈夫だった。不幸中の幸いである。
それにしても、自分の運気が低迷期にあると悟った一日だった。
その日の夜、自宅に男の人の声で確認の電話があり、
翌日に為替で送るということだった。ちょっと尋ねてみたところ、お札を読み取るセンサーが汚れてきたりすると、
こういう事が起きる事があるらしい。
さっそく機械を取り替えたようだ。